School of Temple vol.10

「継続する」ということは、偉大である。

常日頃から、そう感じている。

この駄Blogでも、何度も書かせてもらっているが、
1つのことを「継続」していくことの難しさと素晴らしさ。


「継続」している理由。


「継続」といっても色々ある。

生活をしていく為、仕事を「継続」していく。
否、「継続」せざるを得ない。
仕事を「継続」していくと、色々と辛いこともあれば、楽しいこともある。
その代償として収入がある。多い、少ないは別として生活していける。
だから、黙々と仕事をこなす、こないしていかねばならない。

・・・

今年でSCHOOL OF TEMPLEは、10周年。


School of Temple vol.10_b0021026_21343907.jpg




































つまり、10年も「継続」しているということ。

この「継続」には、オーガナイザー 兼 演者でもあるMIC GENSPOOL(妙壽寺住職)が
多大に影響がある(いや、ほぼ全てかもしれない)が、所謂、前述してきた
「継続」とは意味が異なるように思う。


MIC GENSPOOLが「伝えたい」という意志に、自分が協賛し、
おのおの仲間たちが、自らが参加という行動をしてきた「結果」。

どうだろう、MIC GENSPOOLが在阪時の10数年前から、
「シンチャン、オレ、こんな事やりたいねん」と
お好み焼き屋で、あるいは、居酒屋の片隅で、Barのカウンターで、
時には我が家で、酒を酌み交わしながら、MIC GESPOOLは熱く語ってくれた。
そして、HipHopのパーリーにしか足を運ばなかったボクを、
学生時代から色々なPartyに連れていってくれて、
「こうやねん、あーやねん」と話してくれた。

今も逢えば、「次は、こうやりたいと思ってんねんけど、どう?」なんて話が出てくる。

その熱い想いに共感し、初回から参加し、MIC GENSPOOLをはじめ、
津和野をはじめ地元の皆様、そして演者達に甘えて、
今回まで皆勤をさせてもらっている。

それが、まさか、もう10年も続いているなんて。。。

School of Temple vol.10_b0021026_21421943.jpg














個人的にも、この10年の間、仕事でもプライベートでも
嬉しい出逢いや悲しい別れも沢山あった。

今年に入って、実母も天に召された。
仕事も、相変わらず何とか必死で毎日を乗り切っている感じ。
歳を取るにつれて、心配事は多くなる。
まるで余裕なんてない。

それでも、毎年、1年に1度、SCHOOL OF TEMPLEはやってくるのである。
やってくる、いや正しくは、「やってきてくれる」だ。

七夕ではないけれども、1年に1度、そこでみんな一同に逢って、
良い音楽に身体を揺らし、「どうっすか、お元気でしたか?」なんて、
笑いながら酒を酌み交わす。
必然的に、ユルくて気持ち良い空気が流れている。
その空間に身を任せる。。。

School of Temple vol.10_b0021026_21445689.jpg















"何かにやらされて"の「継続」

ではなく、

"自らやりたくて"やってきた結果の「継続」なのである。

そして、"自ら好きで「継続」して聴いている、自分がHipHopだと思う音"を、
その緩やかな空間に来ている人達、そして仲間達に聴いてもらいたくて、
一緒に身を揺らしたくて、毎年、津和野に向かう。


・・・

「ああ、確かいつも後半に酔っぱらってるメガネのオッサンでしょ、この人・・・
ちょっと何言ってるか、わかんない。」

と言われるかも知れない。

はい、仰る通り、自分でも、何言ってるかわからない時もあるんですが、
とにかく、あの空間を感じ、楽しんでもらいたい、ということを伝えたくて。

School of Temple vol.10_b0021026_21454487.jpg














みんなで笑って、乾杯して、踊りましょうよ。

非日常を楽しみましょうよ。

ただ、それだけ。


下記には、そのMIC GENSPOOLの「想い」も書かれています。
読んでみてください。

是非、お待ちしております。

一緒に楽しみまSHowbiz & AG !

↓ サイトはコチラ ↓ (viva ! NYLONIZM !)


-------------------------------------------------------------------------


Buddhadharma&Goodmusic School of Temple vol.10
Shinran's birthday party


2019 5.25(sat) 15:00〜22:00 at 妙壽寺
入場無料

DJ's
クボタマサヒコ
LARK CHILLOUT
DOPETOURIST
SHINYA☆STA
NYLONIZM
NOVOiSOi
NOVOiSKi

LIVE
MC GLARE
NOVOiS
註<Chu>

SOUND
FUKUBA SOUNDSYSTEM
TE LA SOUL SOUNDSYSTEM

FOOD&DRINK
5th&walldiner(ソーセージ、ステーキ)
Fun Long(ジャークチキン)
ようき屋(お好み焼き)
ハコビヤ(サンドウィッチ)
ファームえん(ラーメン)
みすずのタコせん🐙
ひょうたん矢澤酒店
居酒屋三法印(おでん、揚げもの)
Bar Amita(ドリンク)

10周年のテーマは「RIOT!!」

2010年にスタートした津和野 妙壽寺を会場として始まった
浄土真宗の宗祖親鸞聖人のバースデーパーティー「SCHOOL OF TEMPLE」。
気がつけば10年と言う時が経っていた。
津和野という町は、江戸末期から明治にかけて「廃仏毀釈」の影響で
仏教思想や信仰が抑えつけられてきた。
その影響かどうかは分からないが、我が妙壽寺では、
あまり寺院活動(お寺に人がより合ったり、仏法を聞くような場)がされていなかった。
年間2度だけの法要のみで、しかも門信徒限定に近いものだった。

また、お寺や仏教は「死人」を相手にしている場や儀式だと誤解されて、
結局、平成の時代にはお寺そのものも「死」んでいった。

「生きてる私が「死人」を守る?これ変だろ!おかしいだろう?
仏教は生きている人に必要なものだろう。そうじゃないのか?」
そう思うようになったのはずっと前の事。
生も死も同様に受け入れていく事。
どちらかが幸せでどちらかが不幸などと言う考え方を打ち破る教え。
それが仏教ならば、今ここに生き生きと生きるものの上に響く何かを…。

私に初めて生きている実感を与えてくれたの音楽だった。
身体が躍動するダンスミュージックだった。
気がつけばバンドを始めたり、我流でダンスを始めたり、
都会に住み始めて必然的にクラブやライブハウスに足を運ぶようになった。
20歳の頃から自分で企画してイベントやパーティーをするようになった。
音や音から発信される文化に魅了された仲間が出来た。
その頃から、いずれ戻る妙壽寺でもこんなパーティーが出来ればと考えていた。

「SCHOOL OF TEMPLE」

お寺は過去、文化の発信の地であり学びの場であった。
そこには、人間の知恵のみではなく、ブッダの智慧がある。
常識を疑い、常識を破る力。
自らに問いが生まれ、他を合掌する心が生まれる。
闇を破る光。馬鹿になっていける一人一人。

私たちのそのままを久遠の過去より見抜き、決して見捨てないと、
今ここにいる私に届き続けるナンマンDUB。

2019.5.25は、安心して一人一人の常識を打ち破って欲しい。

自然にまかせて

音に乗って

ブッダのお慈悲に甘えて


ナンマンDUB☆


妙壽寺住職 村上 元(釋元祥)



by shinyasta | 2019-04-25 22:07 | MUSIC


<< 2019/06/09(Sun)... VINYL ANSWER LOSS >>