DOWN TOWN

DOWN TOWN_b0021026_1525532.jpg"NEVER LETTING GO"
石川セリ
(PHILIPS 1978)

定期的な周期で、
日本人女性Vo.が
聴きたくなります。
思い返せば、こういう
季節の変わり目などに
多いのかも知れません。



石川エリっていう女性(ひと)は、つくづく歌の上手い(美味い)人だな、と思います。
上手いというか、この声質、そして歌っている雰囲気が、自分に合っているというか。
このアルバムは、カバー・アルバムで、人の歌をカバーする意味では、
より石川セリ嬢の魅力を引き出しています。
少し前に大流行した"壊れかけのホニャララ"という歌でブレイクして、
女性Vo.のカバー曲連発で再ブレイクした徳永何某とは違い、
そんなに大げさでない、程よい加減で、石川エリ「色」に染められているというか。
カバーしている曲も、センスが良い。
Billy Joelはあまり得意ではないけど、石川セリ嬢の歌う"JUST THE WAY YOU ARE"は
好きだし、逆に原曲が大好きなBoz Scaggs"WE'RE ALL ALONE"においても、
原曲に劣らず、こちらのVer.もよろし。
Michael Franks"ANTONIO'S SONG(アントニオの歌)"においても、
UAもカバーしているけど、ボクはコッチが好み。
他にはDon Henley"DESPERADO"やStephen Bishopなんかもカバー。


「石川セリって、井上陽水の嫁はんでしょ?」くらいしか思ってない方、
一度、手に取って聴いてみて下さい。

お家にウェストコーストの心地良い風が吹きますよ。


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"DOWN TOWN"
EPO
(RCA 1980)

違う意味で、
歌うめぇ~・・・
と思うのが、この人。
ちょうど小学生~中学生辺り
だったかな、TV-CMで、
EPOの透き通るような声を
聴いてビックリして、
FMを聴いて情報収集した
思い出があります。苦笑。

TV-CMも然る事ながら、同世代の方なら、
やはり「オレたちひょうきん族」のエンディングで使われた、
同収録の"DOWN TOWN"が思い浮かぶでしょうか。



元々、作詞:伊藤銀次氏 作曲:山下達郎のシュガーベイブの曲というのは
ご存知だと思いますが、この時代に、この曲をデビュー曲に選んでくる辺りに
センスを感じずにはいられません。
山下達郎氏に「自分以外のコーラス以外で面白いのは初めて」と言わしめる位、
EPOの良さは、その伸びやかな歌声にあると思いますが、楽曲自体にも、
林哲司氏・清水信之氏などが絡んでいるだけあって、少し心がウキウキする
本来の"POP"がアルバム全体に表現されているように思います。
ちなみに、"DOWN TOWN"以外の曲の作詞/作曲は、EPO名義です。


そう、今日は土曜日ですね。


DOWN TOWN、繰り出そう!
by shinyasta | 2012-09-08 15:06 | MUSIC


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