Bar 

少し「考え事」があったので、とある老舗Barへ。
ぼんやりとカウンターでハイボールを呑みたい気分で。
中に入ると常連さんらしき、男性2人組と男性1人が少し離れてカウンターで呑んでいた。

ちょうど、カウンターの真ん中辺りを陣取り、まずは、ビールを1杯と水を1杯お願いした。
大阪では老舗のBarだけに、スキンヘッドのマスターとスタッフの動きもテキパキしているし、
また、客との距離の取り方(それは客の空気感を一瞬に理解するという事)が絶妙で心地良い。

さて、まずは、頭痛止めの薬を飲んで、ビールに手を伸ばしたところで、
右隣の男性2人組がスタッフを捕まえて、Barに似合わない声の大きさで、
ちょっと下品な下ネタが聞こえてくる。
(上品な下ネタってのもないだろうけど。笑。)

まぁ、良い。

勿論、ボクも男だもの。
下ネタは嫌いではない。ただ、もう少し小さい声で話して欲しいな、、、
と思っていたら、次は、左隣の春風亭昇太師匠似の男性。
キッチリとしたスーツで、カバンも靴も良い感じ。
本当に昇太師匠のプライベート姿みたい。
「・・・"山崎"の18年は、丸い感じですよねぇ~。バランタインの17年は、、、」なんて
酒の薀蓄(ウンチク)をマスターに披露中。。。

昇太師匠似の客(以下"昇")「そこのシーバスの後ろの瓶は・・・」

マスター(以下"マ")「ええ、マッカランの18年です」

昇「あぁ、マッカランね。家でこないだ呑んだんだけど、、、」

とかやってる。

"カラン"と呑み終えたグラスの氷を小気味良く鳴らした師匠、

昇「マスターのおすすめでも呑もうかナァ?」。

マ「珍しく○○○(←名前忘れた・・・)とか入ってますよ、2000円でお出しできますが?」

と言った瞬間、

昇「・・・いや、ボク、合わないナァ、、、ダニエルの水割りで」

おいおい、そんなけ薀蓄語っておいて、ダニエル、それも水割りかいっ!w

・・・ってか、何か凄く恥ずかしくなった。
はじめから、マスターにオススメを聞くなよ。
てか、"プロ"のマスターに酒を語っちゃって、どーすんの??

その後も散々、薀蓄と今日は高い酒を呑まない理由(それは不景気と妻の財布が固いという
事らしい)を語ったあげく、

昇「んじゃ、マスター、お勘定」

マ「2700円になります」

・・・おいおい、ボクが来るまでにも、ココで呑んでて、何でそんだけ安いやねん!苦笑。

昇太師匠に入れ替わり、来る前に酒を引っ掛けたきたような、50歳前後の男性がカウンターに。

「いやぁ~、そろそろベンツを乗り換えようと思ってさ、ハイブリットを買おうと思って・・・
嫁はんの小さいベンツも変えたろうかなぁ・・・そや、こないだAMG見てきてんけどな、、」

・・・アレレ、Barって、こんな処だったっけなぁ~?と思いながら、
3杯目のハイボールを空ける。
さて、どうしよかな、おかわりを・・・と考えていると、そのベンツのオッチャン、

「ほな、帰るわ。」

ええええええ、水割り一杯?それで、ようそんだけ"自慢話"できんなぁ???

右隣の男性2人組の下ネタは下品になる一方。。。

まぁ、今回はたまたまだろうけど、「男は黙って、カウンターで心地よく呑む」っーのは、
もう古い考えなんだろうな、と。
せっかくの老舗Barの「ピリっと」空気感が潰れちまってるし、、、
マスターって仕事(というかお酒絡みの仕事)も大変だな。。。
でも考えたら、まぁ、ボクも基本、よく酔っ払ってるし、
自分もやってるかも知れないもんなぁ、服屋とかレコード屋で。。。

気を付けなアカン・・・滅茶苦茶カッコ悪いな、コレ。

てか、「考え事」、でけてへんがな!もうっ!www

Bar _b0021026_16253290.jpg*写真と話の中のBarは
関係ありません。
by shinyasta | 2009-01-09 00:00 | 日常


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