Dippin'

b0021026_1221528.jpg"Dippin'(O.G.Mix)"
KING TEE
(MCA 1994)
ウエストコーストといえば、
ゆったりしたBPMに、
「ピリャピラァ~ピィ~」的な
イメージ(←意味不明w)が
ありますが、そんな中でも
「え?イーストコースト?」
って音の本作。

まぁ、年代が年代だけに、そんなに西や東なんかを分け隔てのない時代なんだよ、
って云うのもあると思うんですが、どうしても当時は「東海岸派(でも、DreやSnoopは好き)」と
薄っぺらい想いで過ごしてきたボクとしては、こんなウェッサイ、それもコンプトンの人が、
こういう音でRapをしていると、「おお、おおおお」なんて思ってしまうんですよね。

「いや~、そこまで実際のブラックの中で、ソコにコダワってないよ、みな純粋に音を楽しんでるよ」
なんていうのもわかってるつもりですが、その"土地柄と人柄の音の関係性"を楽しんでしまう癖は、
どうやら治りそうにありません。

だけに、日本のHipHopでも、そういう風に、リリックとかだけでなく、
音にも、そういう土地柄みたいなものが出てきたら面白いのになぁ、、、
なんて日頃から思ってますぅ~、みたいな余談。笑。

元に戻りますと、本作を聴いていると、「当時は分け隔てなく云々・・・」とかではなく、
「おい、俺らだってなぁ、こんな音でもRapできんだぜ?」って思って作ったんじゃないかなぁ、
なんて思ったりします。



PVを見てても、コンプトンの帽子やインパラなんて"いかにもウェストコースト"なアイテムが
一杯出てくるんですが、冒頭に出てくるガレージのW124(メルツェデス)や比較的なタイトめで
シンプルなスタイリング、Rapする時の動きなんてのも、イーストコーストっぽいし、
水着を着た別嬪さんがJeepを颯爽と乗ってるシュチエーションなんて、
Masta AceやNINEなんかイーストコースト勢のPVでもあるように、NYCでの流行を意識している、
もう、なんなら少し皮肉ってる感じ?いやいや、このKING TEEって人、その辺りが好きなんでしょう?
なんてことも感じることができて、思わずニヤリとしてしまいます。

B面に仕込まれてる"DUCK"という曲もハード。
何も知らないで聴いていたら、普通に、イーストコーストでしょうね。笑。



勿論、"Dippin'"のオリジナルは、"いかにもイーストコースト"な曲。



どうですか、どちらがお好みですか?笑。

こういう聴き比べも面白いもんです。


b0021026_1244415.jpg"WORD TO LIFE"
I.G.T
 Feat.Horace Brown
(LOUD 2001)
"その土地柄・人柄"から
音がわかる、っていう点
では最近、この曲を
たまたま聴いていて
思ったんですよねぇ。

私事にもほどがありますが(苦笑)、ふらっと立ち寄った某リサイクル・ショップで拾ったコイツ。
特に、期待感もなく、ターンテーブルに載せて聴いていたんですが、

「ん?んんんんん?」

いや、バックトラックが好っきやわぁ~、誰作ってんだろ?って、
クレジットに目を走らせると、、、

Produce by Large Professer

「!!!」

まぁ、一気に、この盤が愛しくなりましたね←単純。笑。

と、「へぇ~、、、で?」位しか感想がないような内容で申し訳ないのですが、
音1つ1つも「素朴」というか、着々と刻んでいくビートに乗る”ふんわりとした"上モノ、
フックの気持ち良いHorace Brown(!)の歌声、見かけによらないI.G.Tの連中の丁寧なRap、
非常にシンプルな構成なのに、聴いているうちにジワジワと味が出てくる辺り、
流石にLarge教授の仕事!なんて、、、思ってしまうのは、ただ単に、

「お前が、ただLarge教授好きなだけやんけ!」

と、云われても仕方ありません。苦笑。



特に知識を詰め込まないで、"聴いた感じ"だけで、なんとなく調べていくと、
意外と自分の好きなモノと結びついてたり、また新しいモノを発見できたりできるってのも、
音楽の1つの楽しさだと思うんですよね。
# by shinyasta | 2015-03-23 12:12 | MUSIC

STRAIGHT FROM THE GATE

b0021026_11431477.jpg"STRAIGHT FROM THE GATE"
THE HEADHUNTERS
(ARISTA 1977)
ハービー・ハンコックと
共に歩んだバンド、
THE HEADHUNTERS。
75年に発売された1st、
"Survival Of The Fittest"
に収録されている"God Made
Me Funky"なんてB-BOY諸氏
の大好物(勿論、ボクもw)ですが、
コレは、彼らの2ndアルバム。

レア・グルーヴだの、ジャズ・ファンクなど色々云われてますが、
Average White Bandなんかにも云えるのですが、
この手のバンドの魅力と云えば、何といっても、図太いドラムとベース。
レコードで聴くと、よりソレを感じる事ができて、
少し大きめの音量で「ムフフ、ムフフ...」なんてできますよね。

あと、捉え方によって、ジャズにもAORにもファンクにソウル、時にはハウスにさえ聴こえちゃうわけで、
まさに、その辺がHipHopだなぁ、なんて思うわけで(←強引)。

THEO PARRISHもプレイしたというA面1発目のアルバム表題よりは、
ボクはA面最後の"Don't Kill Your Feelings"が好きですね。



初っ端のフルート(?)からドラムが入っていき、決して、
上手いとはいえないボーカルが、妙にAORさを醸し出していたり、
中盤にピアノのフリーなんか「うーん、ジャズ~」と唸っているうちに、
ブレイクに入っていく・・・後半にかけて盛り上がりすぎて、なんかもう・・・。

Mobb Deepの95年の名作アルバム"The Infamous"収録の
"Drink Away The Pain(Feat.Q-TIP)"ネタの"I Remember I Made You Cry"がB面2曲目に。



ホーンのサンプリングがキレイに決まってますよね↓


「元ネタの方が云々・・・」とか話したくない位に、両曲、思いっクソ首振っちゃい、、ま、、、
あら、「クソ」だなんて、、、下品、、、失礼しました。


b0021026_11435964.jpg"STOEROKINIT"
TIME MACHINE
(Miclife Recordings 2005)
所謂、"JAZZY HIPHOP"の
お見本のような事を
やってきたTIME MACHINEの
7枚目のシングル"On The Moon"
のB面(←相変わらずのB面好きw)

ところで、"ジャジー・ヒップホップ"ってな言葉、最近めっきり聞きませんよね?
ん?まだまだ、ボクが疎くなってるだけで、現役な言葉なんですかね??
なーんとなくですが、セバジュンが亡くなる前夜がピークだったようにも思えます。
ココで何度も書いてますが、この"ジャジー・ヒップホップ"という言葉は、
当時から大嫌いだったので、逆に聞かなくなって良いんですけど、
けど、この辺りの音は、未だに、ずっと聴いてますよ、ってこと。

過去のエントリーを見てると、どうやら2005年辺りに、
ボク、行ってますね、この人達のLiveに、、、(←記憶があやふやw)
てか、結局、2005年から何も変わってないっーことかな、、、
ソコでも、書いてるんですが、1stシングル"Reststop Sweetheart"をシスコで試聴して、
即効買ったのも覚えてるし、そのインストでLive DJしたこともあって、
なんだかんだ云って、ちょっと思い入れあるっすよねぇ。。。



「何だよ、結局、よくあるピアノ・ループものじゃんよ」なんて声も聞こえてきそうですが、
まさに、この手の音では、その"不安定感を煽る"ようなループこそ珠玉なわけで。
フックの持って行き方なんかもマナー通りで、その不安定感とは逆に「安心するわ」みたいな。

A面"On The Moon"も、そんなわけでマナー通り。
こちらは、Rap抜きのインストの方が良いと思うので、そっち上げておきますね。



もう、アレでしょ、ヘタしたら、スーパーとかでかかってても良い位でしょ?
(つまり、AORに通じるって事?笑)

2008年に2ndアルバムを出した彼ら、めっきり見なくなりましたが、
今、なにしてんでしょうねぇ?
# by shinyasta | 2015-03-20 11:52 | MUSIC

KICK

結局、「来る、来る」と云われながら、今ひとつ定着しない80's。
別に、流行らなくて良いんですが、自分としては、一番、多感な時期だったように思えるので、
80'sな音を聴くと、甦ってくるというか、何かハイな気分にさせてくれるのも確か。

b0021026_1032085.jpg"KICK"
INXS
(ATLANTIC 1987)
というわけで、ご存知、INXS。
同時期には、BON JOVIの
"Livin' On A Prayer"が
ヒットしていましたが、
ボクはINXS派。

云わずと知れず金曜日の夜や土曜日は、せっせとMTVにチャンネルを合わせ、
メモ帳とシャーペンを持って、ビースティやLL、RUN DMCのPVが出てくるのを
今か今かと正座して待っていたんですが、その時にINXS"New Sensation"のPVが流れてきて。



初っ端からのギター・リフと"シャキッとした"ドラムに心奪われ・・・。
Vo.(マイケル・ハッチェンス)はロバート・パーマーみたいにスーツ着てるし・・・。
長髪でリボンまでしてるし、曲の途中には、「溜め」というかブレイクもあるし、、、
なんじゃこりゃ・・・と、メモに"INXS"と書き、翌日、レンタル・レコード屋に走ったわけです。

b0021026_10323314.jpgこの曲には、12inch Ver.もあって、
こちらの方が、さらにパンチが
効いているというか、Club映え
するブッとさ持ち合わせていて、
聴いていると、頭を縦に
振るざるを得ません。

PVは一緒ですが、音は12inch Ver.なんで、↓どうぞ。



どうですか、カッコ良いですよねぇ。笑。

今、書いてて思ったんですけど、なーんも考えずに、ここでも何度かエントリーしている
ロバート・パーマーなんかと共に聴いていたんですが、何か通じるものがありますね、確かに。
US/UK主流から、オーストラリアから、いきなり出てきてブチかましている感じも好きでした。

あと、「INXSといえば、この曲!」ともいえる"Devil Inside"。
思わず特徴的なギターリフをエアーでやってしまいますよね。苦笑。
マイケル・ハッチェンスの囁くようなVo.が、なんかゾクゾクします。



そして、全米1位、全英2位になった"Need You Tonight"
中毒性の高いループが、これまた、たまらんですよね。。。



うん、そうなんですよね、ちょっとマイケル・ハッチェンスの声質も良いのも然る事ながら、
この囁き系というか、ちょっとポエトリーっぽい歌い方とバックトラックの相性が、
ただ単に、音がブッ太いだけででなく、少し黒さを感じさせたのかもしれません。



同アルバム収録の、この曲なんて大好きなんですが、もう、なんかポエトリーでしょ?
これ、歌詞を書かれたボードを、メンバーが捲っていくだけのPVなんですが、
当時、たまたまボーリング場で流れてて、あまりにもカッコ良すぎて口あんぐりで見入ってしまい、
ボールを投げるのを忘れてしまってて、友達からどやされたのを思い出します。苦笑。

同アルバム1曲目の"Guns In The Sky"。



これなんて、PVごと「ループの気持ちよさ」を取り入れちゃってますよね。

全然、今でも通じるカッコ良さだと思うんですよね。
# by shinyasta | 2015-03-09 10:37 | MUSIC

COMMENT

3月よ、こんにちわ。

新しい仕事に就いてから1年が経とうとしてる。
長いようでもあり、短いようでもあり。。。

まぁ、何より健康で、相変わらず楽しい仲間達と酒を酌み交わすことが
できている事に感謝しています。

b0021026_10482439.jpg"COMMENT"
LES McCANN
(Atlantic 1970)
というわけで、
このBlogも平日の午前中に
UPすることが多くなってきて
いるように思いますが、
その新しい生活リズムで
"平日の朝"に時間を持てる
事が増えてきて。

そんな時こそ、レコードを聴くようにしているのですが、
折角だし「ゆったりした気持ち」になりたい。
というわけで、Les McCANNのアルバムを手に取り、ターンテーブルにセット。

その立ち位置と当時の方向性から、Quincy Jonesなんかとも比較されがち
なんですが、勿論、Quincy Jonesも好きですが、ボクはLES McCANNの方が
何となく手に取る回数が多いような気がします。
まぁ、例に漏れず、どちらもサンプリング・ソースとして聴き始めたわけですが。

本作も、当時の新しい流れを感じる事ができる、JAZZでもありSOULでもあり、
カテゴリーに捕らわれない、その姿勢こそがブラック・ミュージックである、と
云わんばかりの見本のようなアルバム。

それは、音楽カテゴリーだけでなく、人種というカテゴリーさえも見直そうと、
長らく人種差別を強いれられてきた根源でもある白人層に対しても
包容的に語りかけている内容であった為、実際に白人ファンも多いというのも納得できる。

今でこそ、ブラック・ミュージックは、黒人以外のあらゆる人種の憧れの的になっているが、
それは、Les McCANNが思い描いていた世界になっているのだろうか?

このアルバムの中からは、やはりアルバム一発目の"HOW MANY BROKEN WINGS"。
Roberta Flackとのデュエットが素晴らしく、その"暖かみ"は、これ以降のデュエット曲に
確実に影響を与えているだろうな、と安易に想像させる美しい曲。
ちなみに、ピアノはRobeta Flack自身が弾いています。



初っ端の何小節を聴くだけでも、ループしたくなりません?笑。

B面1曲目の"COMMET"に関しては、仲間達と会話からゴスペル調な歌に入っていき、
フックは仲間達と謳い上げていくという、なかなか胸アツな曲。



思わず、フックを一緒に唄いたくなってしまいます(実際、唄えませんが)。

b0021026_1049391.jpg"Chapter Two"
Roberta Flack
(Atlantic 1970)
そのLes McCANNが最初に認め、
前述のように自身のアルバム
にも迎え入れて、デビューに
尽力してきたのが、
このRoberta Flack。

ちょうど前述のLes McCANNのアルバム"COMMET"の後に出されたと推察されるのが、
この"Chapter Two"というアルバム。

Roberta Flackの良さは、ボクが語らなくても皆様の方が、よくご存知だと思うので、
割愛させていただきますが、ボクは、その"伸びやかで暖かい歌声"に酔いしれます。

とあるRapのサンプリング・ネタが収録されている、このアルバム、
そちらの方は、レコード屋さんのサイトにお任せ致しまして(苦笑)、
ボクのお気に入りはBob Dylanのカバー"JUST LIKE A WOMEN"。

その"伸びやかさ"が、曲後半にかけてよく反映されていて、
カバーでありながら、完全にRoberta Flackが自分の曲にしてしまっているように思えます。



「暗いナァ・・・」と思われる方もおられると思いますが、
それこそがRoberta Flackの良さだったりするんです。

「このテイストが好き、なーんか心が落ち着く」っていうのは、
ボクの根本にある「根暗な性格」が影響しているんでしょうけどね。苦笑。

「心を落ち着かせたい」時、皆様も聴いてみてくださいな。
# by shinyasta | 2015-03-04 10:55 | MUSIC

THE GLOCK

b0021026_11345998.jpg"THE GLOCK"
VICIOUS
(epic 1994)
Blog復活宣言をしておきながら、
早速、怠っておりますが(苦笑)、
まぁ、ぼちぼちやっていきます。
という訳で、VICIOUS。

そう、当時、MAD LIONなどをはじめとした「ラガ・ヒップホップ」なるものも
出てきて、イリーガル辺りのKids系も流行っていた頃で、その美味しい所を
1つに合わせたように"Between The Sheets"ネタの"Nika"を引っさげて
シーンに出てきて、自分も、まんまとソレに引っかかってレコを買っていたわけです。

少し背伸びしている感じが、今見ても可愛らしいし、
基本、HIPHOP MIXを中心に聴いてきましましたが、
ちゃんとラガの方もしっかりとコアな部分を押さえていると今になると感じます。
そう、勝手にコッチがジャンル分けをしているだけであって、PVを見ていると
ラガであろうと、子供であろうと、ちゃんとHIPHOPであることがわかりますよね。
PVに、チラチラとDJレッド・アラート叔父が映るのが、なんか嬉しいですよね。笑。



あと、スタイルも、非常に当時の雰囲気がよく表れていて、PVを見ていると、
白/赤のトミ・ヒルのPOLOや、ベストを着こなし、デニムのシルエット(履き方)、
バッシュやティンバーなど、なんか当時、"Yo!Rap MTV"をダビングしたVideoを見て
ワクワクしていたのを思い出します。


b0021026_11354993.jpg"STICK UP"
Shazam X
feat.KAOTIC STYLE
(TNT Records unkown)
Shazam Xは、当初、
"Uptown Anthem"で
「あー、なんかカッコ良い
インストを作る人だなぁ」
と思った位の印象。
そのShazam Xが、当時の
NYCアングラの雄、KAOTIC STYLEを
迎えて作った曲がコレ。

徐々に刻んでいくビートに、ベースが絡んでいき、少し声高なKAOTIC STYLEのRapが
入っていく、フックはPosse系という当時のNYCアングラのマナー通りの展開に、
ベタでありながら、「うん、これぞNYC」という高揚していく自分がいたりします。苦笑。



このShazam Xって人、言ってみれば「業界人」なイメージ。
交友関係を広く、 Percee Pに曲を提供したり、KENNY DOPEとも仲が良かったみたいです。
このレコードには、そのKENNY DOPEのMIXした"DOWN FOR MY CROWN"も収録されています。



また、NYCアングラ好きの諸氏には、Shazm Xと言えば、
Vmaxレーベルに反応される方も多いはず。。。

b0021026_11362349.jpg前述のPercee Pの曲も、
大変良いのですが、ここでは
Sick Lyrical Damager(SLD)の
ROY AYERS"Everybody Loves
the Sunshine"ネタの
"It's Over"をUPしておきます。



ゆったりした気持ちにさせてくれる大ネタを使いつつ、所々にセンサー音のようなネタを
ループさせる辺りに、いかにも90sNYCアングラな感じもしちゃったりしますよね。
# by shinyasta | 2015-02-27 11:40 | MUSIC