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Phife Dawg

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皆さんと同様、ボクにとっても「青春」だったPhife Dawg(Malik Isaac Taylor)が亡くなった、
という事を知ったのは、何年か振りに風邪を引いて寝込んでしまった翌日だった。

20歳前半の頃、ボクのHipHop熱を加速させてくれたことに間違えないA Tribe Called Quest。
新婚旅行では、彼らのPV撮影場所を、さして興味がないであろう妻を引き連れて訪れたほど。

ATCQと云えば、やはりQ氏の声やフロウに惹きつけられる、それは当時のボクもそうであった。
しかし、後に、ATCQを聴けば聴くほど、Phifeの少し舌足らずで捲くし立てるようなRapが
あったからこそ、Q氏も、そしてAliやDillaのトラックも映えているんだ、という事を思い知らされる。


ねぇ、よく考えてみて。

ClubでATCQの"Check The Ryime"が大音量でかかった時の事を。




Q氏のバースが終わり、"You on point Phife?" "All the time, tip."の掛け合いの後。


"Now here's a funky introduction of how nice I am.

 Tell your mother, tell your father, send a telegram."


あの声とフロウでの、このバースの入り方、、、
ボクは人目を憚らず、思わず踊りながら、このバースを大声で叫んでしまう。

いわんや、このバースをサンプリングしてループしてるWorld Renownの
"How Nice I Am"なんて、発狂するをや。




これを機会にATCQを振り返って「名曲が~、あの時が~」は、すでに色々な方が
語っているし、素晴らしいTribute MixもUpされているので、それはそちらにお任せすることにして、
ココでは、ボクなりのPhifeへの想いを。


b0021026_13424872.jpg"If Men Are Dogs
(Then What Are You)"
Phife Dawg
(Hong Kong Recordings
unknown)

Twitterでも呟いた謎の
レーベルもの。

どうなんだろ、2000年より前、ATCQの5thのアルバム前後だったような記憶があって、
ATCQの3人それぞれ自分達の道を探しはじめていた頃だったような気が。

Q氏が独自のラインで走り出していた頃に、レコ屋の新譜コーナーにあって、
「ブート臭いなぁ・・・でも、まぁ、最近はブートっぽい正規みたいのも
多いし、何よりATCQ絡みは買っとかないとねぇー」と軽い感じで購入した1枚。
家に帰って、針を落とした瞬間から「あー、(Q氏より)コッチの方が気持ち良いわ・・・」。
それから、繰り返し繰り返し聴いたし、Deejayの時にはかけてた。
それは、当然ながら、今も変わりない。

なんでもb/wの"Brooklyn Queens Allstars"の方は、Dilla作品のようで、
評価も高いようだけど、ボクは、この少し甘い、そしてATCQの5thアルバムでも
感じられる「儚さ」がある、この曲の方が大好きなんです。




b0021026_13445595.jpg"Artical"
Whitey DON
(JIVE 1995)

2009年8月の当方・
駄Blogにもエントリーを
しているけど、再エントリーを。

だって、少しラガなフロウを見せるPhifeと、このPVでの楽しそうなPhifeは、
どうしても思い浮かんでしまうんだもの。
そうです、このフードの被り方、追悼を込めて、みんなで真似しましょうね、ねぇ?
(↑ 7年前と何も変わらない発想。苦笑。)




こうやって、今、声を聴くだけで元気が出てくる。

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そう、自分にとって声だけでアガるラッパーって、どれほどいるのだろう?と考えてみる。

Phife、ありがとう。

闘病、辛かったでしょう、どうぞゆっくりして下さい。

どうぞ、むこうでDillaと再会して楽しんで下さい。

ボクは、この世で、これからも貴方のRapを聴き続けます。

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by shinyasta | 2016-03-27 13:52 | MUSIC