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Confusing Art

b0021026_16541413.jpg"Ssence Ep"
Female Fun Presents
(Female Fun 2004)
Raw Produce、J.Rawls、
はたまた2005年にアンダーで
再活躍をしたSadat Xや
Spinna、Prince Paul(!!)と
その筋から言えば涎Cutを
しているレーベル・
"Female Fun"が仕切る
EPがコレ。


極上のインストを聴かせてくれると思えば、思わず頭を振ってしまうような曲も
収録されていて、初期Stones Throw、いや西海岸的なバランス感覚の良さ。
それもそのはず、西海岸アンダーの雄・P.U.T.S.のDouble Kが、
自らの名前を冠にした"The Mike Turner Story"も入っていれば、
MAD LIB周辺で名前よく耳にするKan Kickが、忠実なUnder Hiphopから
他ジャンルに展開をしていく、まさしく良い意味で"混乱"を招く"Confusing Art"、
そしてカモメの鳴き声がサンプリングされたスムーズなインスト"Simon"は、
日本人が大好きな、あのDooley O(!) の仕業。

この1枚聴いているだけで、色々な処に連れてってくれる、そんなEP。









b0021026_16543752.jpg"VICIOUS BATTLE RAPS"
DJ FORMAT
(Genuine/PIAS 2003)
一方、UKサイドでも、
"西海岸的なバランス感"を
出していたのが、
"JAZZY HIPHOP"ファンには
大人気のDJ FORMAT。


UKの港町・Brighton産まれの本人の作風には、少し"Funkさ"を感じてしまうのは、
こぞってFunkやSoulのハード・リスナーでもある西海岸の連中が作るビートと、
このヨーロッパ屈指のハード・ディガーでもあるDJ FORMATが、非常に似た環境、
似た感覚を持っているからかも知れない。
実際、DJ FORMATは、相性が悪いはずもないJ5とも一緒に曲をやってたりもする。
"VICIOUS BATTLE RAPS"のPVに関しても、ノーカット・回しっぱなしの楽しい映像を
作ってしまう辺り、これも、ある意味で云えば、"西海岸ノリ"とも言えなくもない。



SIDE AAに収録されている"Ill Culinary Behaviour"のEINSTEIN RemixのInst.
ボクには、少しAcid Jazzな(それもRonny Jodan的な)雰囲気を感じたりして、
非常に"トラディショナル"な印象も受けるのだけれども、皆さんはどうでしょうか?



by shinyasta | 2012-10-27 16:57 | MUSIC

HEAT SEEKING

久々にHipHopでも。

b0021026_1911511.jpg"HEAT SEEKING"
RASCO
(Copasetik
Recordings 1998)
まだ、Stones Throwモノ
とかの概念を持ち合わせて
いない時からRASCOを買って
いたけど、それは、声が好み
だったのと、RASCO自身から
滲み出ている西海岸アンダー
グラウンド臭というものが、
当時の気分だったから。

なので、"The Unassisted "や"Take It Back Home"のStones Throwモノは
押えてはいたものの、まるでR&Bをジャケのような本曲12inchは、
見事にスルーされており、やっと最近になってウチにやってきてくれた。
どうやら、UK向けのようにも思える12inchカットは、Rob Swifts、
Kutmasta KurtsなどのRemixも入っており、また、一頃の東海岸のアングラを
思わせるサンプリング・ループ(それが、'97~'98の西海岸アンダーの良さで
あり、UKにも合っているように思う)が、魅力的なOriginalも勿論収録されている。
ただ、ここでお勧めしたいのは、B-1のThe wiseguys Remix。
この少し哀愁がありつつ、気分が徐々に高揚してくるトラックは、
楽しいネタを選びとそれを心地良いBPMに上手に乗せていく賜物。
丁度、J5が出てきて、初めてCISCOで試聴した時に「ニヤリ」としてしまった事を
思い浮かべてしまい、今回も針を置いて数秒で「ニヤリ」とさせられてしまった。
これぞ、西海岸アンダー、なんつって。



↓そして、Original。ちゃんと、PVあるんだ(・・・貴重w)。



b0021026_19121096.jpg"Blurred July Ep"
Caural
(Chocolate Industries
2003)
HIPHOPの楽しさで云えば、
前述のようにネタの引っ張り方
だったり、その回し方
だったりして良いんだけど、
色々なジャンルを聴いてこそ
改めて聴き直して面白いと
思えるのがBreakBeatsなのかな、
と最近思ったり。


そこには、色々な要素が詰まっている感じや"生っぽい"情景も浮かんできたりして、
常に、自分の「今」の状態(音の蓄積)に応じて、色々な聴こえ方がする。

村上春樹"ねじまき鳥クロニクル"に触発された、という事で有名になった
"Goodbye May Kasahara"が収録されているEP盤だけど、
正直、いつ買ったかは覚えていなかったりする。
でも、きっと、試聴をした時に、何かを感じて入手したんだろうな、という事と
こうして約10年位経っても、ちゃんと「今」の自分にピッタリするので、
あながち間違ってなかったんだな、と思う。
"Sipping Snake Blood Wine"では、日本人のファンも多いPREFUSE 73が
別名義・Savath & SavalasでRemix参加。
こちらもユルユルな感じで、さらっと休日の朝なんかに聴けば、
良い1日が過ごせそうですよね。




by shinyasta | 2012-10-19 19:15 | MUSIC