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Come Around

b0021026_12161059.jpg"Come Around"
Scott jacoby
(IRMA 2004)
医大を中退し、
アーティストの道を選び、
遅咲きデビューした、
という経歴が、どうしても
前に出てしまうScott Jacoby。
しかし、その音をじっくりと
聴いてみると、なるほど、
本人も言うとおり、


様々なジャンルの音を聴いてきて、それを純粋に表現しているような気がする。

この12inchは、どちらかというと、Remixで参加しているDJ Mitsu The Beatと福富さんが
前に出てしまっている感が否めなく、それに加えて「IRMA」が触っているとなると、
「シャレオツ」感が倍増するわけで、ある意味、マーケティング(特に日本への)が、
良く出来ていると云えなくもないが、ボクのような天邪鬼には、スコット本人の
Orignal Ver.の方が、何だか良い意味で泥臭い感じがして好き。
Mitsu The Beatが手掛ける"International Anthem"もカッコ良いとは思うけど、
Original Ver.を聴いたときには、そのゴスペルをルーツに持つようなア・カペラな感じも、
思わず安易ながらもTAKE6を聴きたくなって、アルバムを棚から引っ張り出して、交互に聴いてみたりした。笑。
同収録の"Share My Sunshine"では、スティービーの影がチラついてたり。
これだけだと、一見、NY出身の白人のブラックミュージック・フォロワー的に聞こえるかも
知れないが、前述している通り、あらゆる処で、「自分で聴いてきた音」に対して忠実に、
そして、ナチュラルにこなしているのが、かえって「深み」になっているかもしれない。

白人のニューヨーカーで、さらに聴いた感じがオーガニックなギターをPopにかき鳴らし、
Rapしてないじゃん・・・だからHipHopじゃない?

いや、その音の乗りこなし方と背景に、十分、Hiphopを感じるですけどね、ボクには。

ブラックのモノマネ恰好をして、ビートに汚い言葉を乗せてても、
全くHipHopじゃないものがこの市場には数多く存在している事は、
皆さんもよぉ~くご存知でしょう? 苦笑。






by shinyasta | 2012-03-30 12:17 | MUSIC

Land Of Eardrum

いやはや、改めて云うのも何だが、
SNSというモノは素晴らしい。

勿論、実際に逢って、できれば酒でも酌み交わしながら
話をするのが一番だし、「WEB上の付き合い」というのは、
少し"薄い"感じもするわけなのだが、それでも、昔の事を考えると
遠く離れた友人・知人が、今、何を考えているか、何をしているか?と
いう事を垣間見れたり、今までであれば知り合う事ができなかったで
あろう自分の趣味と同じ、云わば、"同志"と繋がる事ができたりする
という点では、非常に魅力的で有効なツールであると思う。


「シンヤスタさん、コレお持ちですか?」

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一通のダイレクトメールが届く。

以前からBlogを通じて知り合いになったCICCIさん(Smile Village/ yumeyaunique)からだ。
何でもレコード屋で見つけたのでお送りしますよ、と。

確かに、恥ずかしながら、このプロモは持っておらず(というか、高価で手が伸びず)、
CICCIさんにお逢いした事もなく失礼ではあるけれども、何度かのやり取りの後、
結局、お言葉に甘えて送っていただいた。

b0021026_18435769.jpg何が嬉しいのかというと、
レコード好きの"同志"
(←CICCIさん、ボク勝手に
思ってます、すいませんw)
がレコード屋に訪れて、
このレコードに"逢った"時に、
「あ、助けてあげなきゃ」と思った
という「レコード・愛」と、そして、
「ああ、そーいえば、レコード好きの
スモサ好きなヤツがいたな」なんて、
こんな見ず知らずのボクを
思い出してくれたという事。



ただ単に「いぇあ!プロモが手に入ったっ!」というのではなく、
そこには値段では変えられないモノが乗っかって何十倍もの価値になって、
ボクの元にやってきてくれた。


ねぇ、これ以上に、何が必要なんだろう?


・・・・・


なんて事を、酒の呑みながら話したいナァ、でも、それって一緒に呑んでる人からしたら
ややこしい(鬱陶しい)こと極まりないわなぁ・・・と、そのレコードを受け取った日の午後イチに、
これまた、凄いタイミングにて、そのSmall Circle Of FriendのStudio75名義の新作が
4月18日にリリースされるという情報が届く。

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Small CIrcle of Friendsの作る音。Studio75の「HAND」「BRAIN」につづく三枚目。
STUDIO 75 (pres. Small Circle of Friends)の新しいアルバム"Land Of Eardrum"
2012.04.18リリース


・・・・・

最近、やたらめったら、インストゥルメンタル集を聴く。

インスト集といえば、、何か物足りない、「Rapも含めてのHIPHOPだ」なんていう
変な固定観念が頭の隅にあった事も事実なのだが、考えてみれば、
その考え方こそHIPHOPらしくない、という事に気付きだした40歳手前のオッサン(ボク)。

特に作業的な事をする時にインストゥルメンタル集を手に取る事が多い。
Beatnuts、Blackstarr、9th Wonder関連のインストゥルメンタル集を手に取る機会とほぼ同じく、
勿論studio75名義の「HAND」「BRAIN」も未だに聴いている。

作業的な時に聴く、というと「音は二の次=BGM」的なイメージがしてしまうのだが、
それは、決して「聴き流す」というより「毎日聴いていても飽きない」
「逆に作業がススム」という処に焦点を持ってくるべきものだと思う。

他インストゥルメンタルは、Rapが乗る事で完成したアルバムを
インストゥルメンタルにしているモノが多く、アルバムを聴いた後では、
どうしても「何か物足りない」と感じてしまうインストゥルメンタル集が多い中、
ことstudio75名義のモノに関しては、当然Rapも乗りこなすアズマさんが
完全にインストゥルメンタル前提で作っている点に注目したい処。

幸運ながら、今回のNew Album"Land Of Eardrum" を聴ける機会に恵まれている。
ある意味、集中して聴きこめる、車の中で何度も何度も繰り返して聴いてみた。

今までのStudio75の音も踏襲しながらも、Rap好きにとっては名フレーズ(ex.KRS先生)や
ネタ(ex.Bob James)も、HIPHOP好きの"同志”でもあるアズマさん流に"美味しく"料理されており、
もし、BGMという場面に置いたとしても逆に「集中できてしまう」ほど、
しっくりと場面に溶け込むのではないか、とも思う。



4月18日は水曜日。

同時に、Small Circle Of FriendsのNewアルバム制作も進行中という。

今年は、楽しみな事が多い。
by shinyasta | 2012-03-19 18:51 | MUSIC

Boon Music

b0021026_1681912.jpg"BOOM MUSIC"
QUASIMOTO
(STONES THROW 2000)
皆さんも曲によって
"萌え"なポイントがある
と思います。というか、
"萌え"とか云わないか、
もう?www
まぁ、それを気にせずに
進行していきますと、
色々な場面で言えること
でもあるのだけれども、


ボクの"萌え"の部分というのは、「好き者が好きな事に
どっぷり浸かっている」感じが大好きでして。
という事でいえば、初っ端からダイヤモンドD "A Day in the Life"のリリックを
ループさせちゃう感じは、まさにソレな訳で。
リリックにも、アーティスト名を数多く取り入れている事からも、
その「好き者」というか、HIPHOPへのオマージュを感じることができますよね。





b0021026_1684228.jpg"THE BASEMENT TAPES 1984-1990"
ULTRAMAGNETIC MC'S
(Tuff City 1994)
その"萌え"ポイントで云えば、
コレも挙げられます。
え、再発で出た時にも
「音質悪ぃ~なぁ」なんて、
よく云われていた、これが?
なんて思われる方もいるかも
知れませんが、そう、
その音質の悪さ、というか、
独特の籠った音というか、
そこが"萌え"なんですよね。

それが雰囲気があるんですよね、当時の。
まだカセット・テープで、必死に聴いていた頃を思い出すというか、
Ced Geeの音(たぶん、Paul Cが絡んでいたでしょうね?)も、
変態キース(←褒め言葉w)の甲高いフロウも、
コレくらい"荒い"方が似合うように思うのですよ。

アルバム名の通り、1984~1990までの未発表曲を集めたアルバム。
ジャケットも大好きです。
その中からのお気に入りの2曲を。



こちらは、若干、音が悪いです。
(この音の悪さは嫌なんですけどね。←我儘。苦笑。)


by shinyasta | 2012-03-13 16:12 | MUSIC

Keep That Same Old Feeling

b0021026_13122485.jpg"nightwings"
STANLEY TURRENTINE
(Fantagsy Records 1977)
鬱陶しい天気が続く日々なので、
こういう天気の時は、せめて
音楽だけでも爽やかに逝きたいもの。
曇り空のとき、または雨の日なんか
にAOR・フュージョン系に
針を落とす機会が多いんですが、
どうやら「爽やか」な中に
「ドス黒いもの」を求めてしまう
習性があるようです。苦笑。


というわけで、昨晩のDOMMUNE"EXTRA!EXTRA!"は、
今まで見てきたDOMMUNEの中では一番、心躍った。
ベタと云われようが、Funk45sが「あーだ、こーだ」いうより、
何より「黒いもんは黒い」し、薀蓄より何より、男は黙ってDJをして伝える
という、3名諸氏のスタンスに胸にグッとくるものがあった。

ええもんはええ。

で、どこが気持ち良いのか、なんてほろ酔いでユラユラしながら
PCの前で考えてたんですが、それはブッいベースラインだったり、
ドラムブレイクだったり。
黒田氏のドラムブレイクのカットイン繋ぎや、
TUS-ONE氏のアパッチ2枚など、まさにDJの楽しさを示していたようにも思う。

と、前置きが長くなりましたが、そのドラムブレイクでの気持ち良さでいえば、
Funkも良いけど、この辺もね?という事でエントリー。
"シュガーマン""ミスターT"としてもお馴染みのSTANLEY TURRENTINE。
60年代はジミースミスなどと共演し、70年代にはフュージョンに転向、
我らがボム・ジェームスとも共演したり、HipHop好き諸氏から云えば、
まさにエリート街道を進んできている御人。
何度見ても美しいジャケットのアルバムの一曲目に、素晴らしいドラムで
スタートする"PAPA T"を収録。
Funkほどネチッこくないけど、ボクは「黒い」と思います。
初めて、このアルバムに針を落とした瞬間、ボクは白目を剥いて失神しかけましたw
(それは言い過ぎですね、チビッた・・・位にしときますwww)



b0021026_13124313.jpg"Those Southern Knights"
The Crusaders
(blue thumb 1976)
もう1つの要素としての
ベースライン。
フュージョン愛好家からも
評判の高いアルバムですね。
クルセダースのアルバムも
沢山ありますが、ボクも
これに針を落とすのが多い
ような気がします。



まさに曇り空に、少し太陽の光が刺すような感じが、アルバム全体に漂ってる感じ。

ベースのRobert Popwellが加入した事で、全体的にベースが「ぶっとく」なったという事で、
そのRobert Popwellが持ち込んだ収録曲"Feeling Funky"という曲が良い、という意見が
多数あるんですが、確かにベースラインがウネウネしているものの、若干、曲全体が
「パッと明るい」感じがしてて、もう少し湿った感じが欲しい処。
そういう意味では、このアルバムの中では"keep that same old feeling"と
"my mama told to so"が、一番の好みです。
意外とyou tubeに、このアルバムの曲がUpされていないので、
音質がイマイチですが、感じを掴んでいただければ、という事でUPしておきます。



ちなみに、この曲をサンプリングしているのは、Up Town Baby!!のLord Tariq & Peter Gunz。
オマケでつけておきます↓。苦笑。



by shinyasta | 2012-03-08 13:15 | MUSIC

WHO'S THE MASTER?

b0021026_230443.jpg"WHO'S THE MASTER?"
BARSHA
(Bumrush! 1990)
「混沌」。
その言葉が当てはまる時代
だったけど、今ほど細分化も
されておらず、けれども間違えなく
「ダンス・ミュージック」だったし、
それは、今のようにポチッと
ダウンロード・ボタンを押したり、
当たり前のように街の音の1つと
なってなかったので、最先端の
音楽だったように思えた。


そんな時代に産まれてきた本作、ジャケも「混沌」としていて、
一見ハウス・ヒップ、もしくはガレージ・ハウス?いやいや、NJSのように見えなくもないが、
Kool & The Gang "N.T."をサンプリングした、列記とした男気シンプルBEATに、
マナー通りの、ひょっとしたらダディケインを意識したようなラップ・フロウを聴かせてくれます。
中盤からの展開には、HIPHOPジャンキー諸氏には涎ダラダラなのでは?w



ちなみに、アルバム1枚、シングルカットは、この紹介している1枚のみのようですね。。。

b0021026_231637.jpg"Gotta Learn My Rhythm"
DAMIAN DAME
(La Face 1992)
そういう意味では、
恵まれていたのかも知れない。
そんなに、分け隔てなく
とにかく「それらしき」もの
を聴き漁る日々。
「それらしき」という1つが、
「ブラック」モノ、または、
「ブラックっぽい」モノで
あるという安易な条件。苦笑。


このDamianとDeah Dameの2人も、そのジャケットから「ブラック」な匂いがしていた。
L.A.リードとBabyfaceが創設した、当時の歌モノといえば・・・、という位に
チェックされていたレーベル:La Faceの第一弾アーティストとしても有名。
また、セカンド・アルバムがそろそろ期待されていた1994年、Deah Dameが交通事故で
亡くなり、またDamianも3年後・1997年に病気で亡くなってしまうのが、同じ「6月27日」
だった、という哀しいけど何故か運命的なモノを感じる話も有名です。
もとい、本作は、今で言えば(ま、当時もですけど)NJSになるわけで、
時代の流れに乗ったLa Faceとしても旬な曲だったんだと思います。
このレコードには、Remixが収録されており、そのPro.は、L.A.リードと共に、
Jarmaine Dupriの名も刻まれています。
そういえば、本作も収録されているアルバムの方では、まだデビュー前のTLCのChilliが
参加していたと思います。

↓うーん、PVカッコいいなぁw


by shinyasta | 2012-03-02 23:01 | MUSIC