NEW BIRTH

「パチン」

ドアのロックを開錠する音。

「ブゥーン」

掃除機をかける音。

「おそなってスイマセン」
「神戸、遠いやろ?笑。 いやぁ~、それにしても暑いねぇ」

神戸・南京町・Louts CALIFORNIAにて。
周りのSHOPは"SALE,SALE,SALE"、でもココLoutsには、
プロパーの饒舌すぎない定番物が、相変わらずキレイに並ぶ。
よく、ここで登場する、ボクの親愛なる元・上司にて、
現・Louts CALIFORNIAのオーナー・T氏。
ボクのファッション師匠。

「餃子でもつまみましょ」

と誘ってくれたのは、ボクが最近、凹んでいるのを知って。
前職時代、T氏の「餃子、つまもうか?」というのは、
「大事な話がある」時だった。
時に「励まし」、時に「怒られ」たり。
でも、大半が、「励まし」だったように、今思う。

1件目の餃子屋は定休日なので、違う餃子屋で。
カウンターとテーブル席が3つほど。
瓶ビールを2本とコップ2つと餃子を5人前。

本当に異国に来たような雰囲気をかもし出しているのは、
南京町独特の雰囲気だけでなく、この暑さが手伝っているような。

ビールが旨い。

近況報告、というよりは、ボクのお悩み相談室。
時に「アカンでぇ~、ソレ」、時に「せやなぁ~、わかるわかる」とアドヴァイスをもらう。

自分も相談を受ける事が多いが、話を聞いていていつも思うのが、
詰まる処、「自分次第」という事になる。
そう、今回のT先生からの答えも。

場所を変え、古めのSOULをかけるBarへ。
40s~50sな感じの店内とカウンター内のオーナーさんと女性(ご夫婦?)の出で立ち。
黒糖焼酎がないので、芋焼酎をロック。

「まぁ、聞くだけでいいんやったら・・・」という事で聞き役になる事があるけど、
人の話を「ちゃんと」聞く、という事は結構、体力的・精神的に疲れる。
今回、T氏は、ボクの話の聞き役にまわってくれたので、相当お疲れだったと思う。
すいません。

グラスを傾けながら、明日もT氏と同じ処に出勤するんじゃないか?という錯覚にとらわれる。
それだけ、時間の流れ方が変わっていないという事。
どうだろう、もう前職を辞めてから5年は経っている計算。
今でもT氏をはじめ、その頃の仲間・取引先の皆さんとも、
その時と同じ「心地よい時間の共有」を続けさせてもらっていることに感謝しなきゃ。
そして、大事に大事にしていきたい。

そんな事を想いながら、BarからJR元町駅へと二人で歩く。

「じゃあ、また明日。お疲れさまでした。」って言いそうになるのをグッと押さえ、

「ありがとうございました」
NEW BIRTH_b0021026_2210152.jpg"the new birth"
the new birth
(RCA 1970)
Funkかと思いきや、
甘いSoul、はたまた
Jazzのニオイ。
1970、この時代に
この「ごちゃまぜ感」を
やっている事自体に
HIPHOPを感じる、
new birthかぁ・・・




ボクも"new birth"しないといけないなぁ~ ←意味不明w



結局、最終電車で寝てしまい、大阪をはるかに越えて、高槻駅にて目が覚めたというは、
定番のお約束。
by shinyasta | 2008-07-16 22:15 | 日常


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