Studio75 "Land Of Eardrum"

そもそもAORの魅力というのは、何かを背負う事なく
「サラリと聴ける」という処があると思う。
そして、「爽快さ」。

ボクは、それにプラスして、その「爽やかさ」の奥底に脈々と流れる、
そのアーティスト「信念」「筋(すじ)」「想い」というものを
感じ取れるAORが大好きだ。

同じ条件としては、インストゥルメンタル集にも同じ事が言えないだろうか。
特に、HIPHOPでは、「Rap=言葉」と合わさる事によって曲として
完成しているものが多く、聴き手としては、どうしても「言葉」に
引っ張られる時がある。
つまり、"アーティスト主導"な場面が多いという事。

b0021026_17233719.jpg前エントリーもしたが、
18日に発売された
Studio75 "Land Of Eardrum"。
そこにも書いている通り、
聴き手によって、色々な場面に
おいて寄り添ってきてくれる。

ドライブの時も、
満員電車の中でも。
料理を作る時にも、
掃除する時も。


一人昼休みにお弁当を食べる時も、友達が沢山やってくるホームパーティの時も。
楽しい時、寂しい時、涙する夜、幸せを感じる朝。

当然、メッセージ発信がRapの重要な役割であり、聴き手に情景をイメージさせるのが
ラッパーに必要なセンスだと思うが、インストゥルメンタルのように"聴き手主導"なもの、
ことHIPHOPに関しては少ないかも知れない。

そして、そのインストゥルメンタルには、作り手の「信念」「想い」が詰まっており、
それを、ボク達"聴き手"に手渡してくれているという事を忘れてはいけない。

車を運転しながら大声で、 この"Land Of Eardrum"でRapを乗せて、
はたまた唄を乗っけてアズマさんの作り出す世界に、自分を置いて楽しむというのは
何とも贅沢な遊びだろうし、流れていく風景を想いを馳せながら眺めるのもいい。

つまり、このアズマさんの作る「筋(すじ)の通った」ビートというのは、
"聴き手"と"作り手"の共同作業という面を持ち合わせており、
"作り手"から直接、手渡しをされているような感覚なのだ。

前エントリーより、約1か月、車で家で、電車の中で、時にはお風呂の中でも聴きこんだ。
個人的には#1 "New World"、#9 "Lovers"、#10 "Windmills of your Mind" 、
そして#18 "Moonglow"がお気に入り。



貴方もアズマさんからビートを受け取り、
自分なりの世界を作り上げてみたらいかがだろうか。
by shinyasta | 2012-04-21 17:28 | MUSIC


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